Yoshizawa Lime Industry Co.,Ltd.

ドロマイトは石灰石とマグネサイトの中間の化学組成を持ち、CaMg(CO3)2の化学式で表されます。栃木県佐野市葛生地区には国内最大の鉱床があり、ガラス製品、製鉄、農業、環境等多くの分野で活用されております。

ドロマイト鉱床の起源と分布について

ドロマイトは、苦灰石または白雲石と呼ばれる鉱物で、石灰石(CaCO3)とマグネサイト:菱苦土鉱(MgCO3)の中間の化学組成を持ち、CaMg(CO3)2の化学式で表されます。大部分のドロマイトは、サンゴ・藻類・貝類等の海棲生物の死骸の堆積を由来とするところは石灰石と同様ですが、様々な要因によりカルシウム(Ca)とマグネシウム(Mg)の置換反応が発生することにより形成されます。
日本国内において、全国に分布している石灰石の鉱床とは異なり、良質のドロマイトが大量に産出される地域は限られています。中でも栃木県佐野市葛生地区は国内最大の産出量となっています。


ドロマイトの用途、活用事例

排ガスの中和処理

消化したドロマイトは焼却処理施設等の排気ガスの処理に使用されます。消石灰と比べ、発生する粉塵の量が減少し反応効率も高くなります。

土壌・排水中の有害物質の処理

重金属等を含む有害な土壌や排水の処理に使用されます。同様の石灰製品よりも無害化できる対象元素が多くなります。

製錬プロセス

鉄を代表とする金属製錬プロセスにおいて、石灰製品と同様に使用することにより、耐火物(内張レンガ)から溶融金属へのMg分の溶出を防ぎ、耐火物の耐久寿命を延ばすことができます。

肥料

肥料として使用することで、植物の成長に不可欠(葉緑体の中心元素となる)なMg分を効率的に供給することができます。

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